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しきりに痒みを訴える愛犬 その正体は…

それはとある夏の事でした。

それまで毛を足で掻くという仕草をあまりしない子だったのですが、いつの頃からかしきりに自分の身体を掻くようになりました。

最初はノミかダニでもいるんじゃないかと疑い、何度もブラッシングを繰り返してみたのですが、ダニやノミのようなものが出てくる事は無く、「暑さのせいかも」とその時は軽く考えていました。

しかしある日いつものようにじゃれ合って遊んでいると、急激な痒みを覚えたのかいきなり自分の毛を噛み始めたのです。

やっぱりおかしいと思った私は、さっき噛んでいた部分を撫でながら、毛の生え際を探りました。

すると、小さくて黒い虫のようなものが引っ付いていました。

他の部分も調べてみると、先程見つけた虫が次々と見つかり、それも全部根元部分に引っ付いていたので、通りでブラッシングでは取れなかったんだと愕然としました。

見つけた時は夜も遅く、明日も仕事があったので、前に自分が使ったスミスリン(シラミを殺すシャンプー)を犬に使い、応急措置を取りました。

人間用でしかもダニやノミ用ではなかったのですがどうやら効いてくれたらしく、それ以来しきりに身体を掻く事は無くなりました。

もう痒い思いはさせたくないので、毛のケアはこれまで以上にしっかりするように心掛けています。