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ヨークシャーテリアの膀胱結石

私は2匹のヨークシャーテリアの兄弟を飼っていますが、そのうちの一匹、ちょびべが3年前に尿管結石になったときのお話です。
ちょびべはオス犬で当時11才でした。全然吠えず、人懐こいいい子で、お散歩が大好きでしたが真冬にお散歩にいった際に血尿を出して、病院の先生から寒いときのお散歩は控えるようにと言われていました。寒さのせいで血尿が出たと思われたためです。
季節も暖かくなり、6月に散歩に行ったときのことです。散歩は楽しく終わりましたが、帰ってからちょびべのしたおしっこが、トマトジュースのように真っ赤だったのです。おしっこに血が混じっているというレベルではありませんでした。
その後ガタガタと震え始めて、これは尋常ではないと病院へ連れていったところ、レントゲンで膀胱に石があるのがわかりました。
先代の犬が同じくヨークシャーテリアで尿道結石で長い間治療を受けていたので、正直、石ができやすい犬種なのかなと思いました。
先生から、石の大きさが尿道にすっぽりと入ってしまう大きさなので、いつ危篤になってもおかしくないと言われて翌日緊急手術になりました。
手術は無事終わり、その後の病理検査で石は薬や専門のフードでも溶けない成分であったことがわかり、取り出すにはやはり手術しかありませんでした。実物も見せてもらいましたが、理科の教科書に出てくるようなアンモナイトの形状で、ギザギザに尖った貝殻のようでした。
これが膀胱にあるから中が傷つき、血尿が出ていたのです。なぜ自然にこんなものができるのだろうと不思議で仕方ありませんでした。
その後は石ができにくいごはんに変えて、15才になった今も毎日元気です。